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c(x,y,z)濃度(gm −3)
x 風下距離(m)
y 横座標(m)
z 縦座標(m)
σy 水平拡散パラメータ(m)
σz 鉛直拡散パラメータ(m)
u 風速(mS −1)
Qp 煙源強度(gs −1)
He 有効高さ(m)
L 最低逆転層高さ(m)
n 拡散反射回数
式(1)の中には地表面(海面)からの反射の項が含まれており、観測から単純にσzを推定することはできない。陸上で使用されているσzの推定方法であるP−G線図が海上で適用できない点には問題がある。さらに、σzの関数形は人気安定度区分により異なる。海上について、大気安定度区分方法とその区分に対応するσzの関数形の設定が必要となる2)。
[大気安定度]
乱流拡散を表現するものとして、表面粗度(波高の大きさ等)による機械的な乱れと熱的な乱れがある。機械的な乱れは風速の関数として表現され、熱的な乱れは温位傾度と風速により表現される。ここではHannaらによるMonin-Obukhovの安定度長:Lvを大気安定度区分の指標とする。Lvは中立時の抵抗係数を基に、非中立時に付加される乱流輸送と浮力の効果を考慮した式(3.2)で示される。(図2.3.1参照)。

 

 

 

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